インビザライン矯正は何枚目から歯が動く?進め方と治療の流れを解説 | 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院

インビザライン

2025.10.29

インビザライン矯正は何枚目から歯が動く?進め方と治療の流れを解説

▼目次

インビザライン矯正は、透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯を動かしていく治療方法です。矯正を検討する方の中には「何枚目から歯が動くのか」と気になる方も多いかもしれません。マウスピースを交換するたびに小さな力が加わる仕組みですが、実際の体感には個人差があります。今回は、インビザライン矯正の効果が現れるタイミングと進め方、治療の流れについて解説します。

 
 

1. インビザライン矯正は何枚目から歯が動き始めるのか

 
インビザライン矯正は、計画的に少しずつ歯を動かすため、1枚のマウスピースで移動する距離はごくわずかとされています。それでも治療開始後すぐに歯は動き始め、数枚目以降には歯科医師が動きを確認できることがあります。ここでは、何枚目から歯が動き始めるのかを解説します。
 

①1枚目からわずかに動くことがある

マウスピースは、1枚ごとに約0.25mmの歯の移動を目的に設計されています。装着直後から歯に力がかかり、骨の中で動き始めている可能性があります。目に見える変化は少ない場合がありますが、実際には歯は少しずつ動いていることがあります。

 

② 3〜5枚目で違和感がやわらぐことも

インビザライン矯正を開始して数枚進む頃には、最初の頃の圧迫感や痛みがやわらぐことがあります。これは歯が動き、口腔内の環境に慣れてきたサインといわれています。

 

③10枚目以降で見た目の変化に気づくことも

個人差はあるものの、10枚目以降になると、鏡で見てもわかる程度に歯並びの変化を感じる場合があります。特に前歯などの目立つ部分に変化がある場合は、変化に気づきやすくなります。

 

④補助装置の併用で変化が早まるケースも

治療によってはアタッチメント(歯に取り付ける小さな突起)や顎間ゴムを併用することで、効率的に歯が動くよう設計されることがあります。これにより、より早い段階で変化を実感しやすくなることがあります。

 

マウスピースを重ねるにつれて変化を感じやすくなりますが、歯が動き始めるタイミングには個人差があります。焦らず、治療計画を信じて続けることが大切です。
 
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2. インビザライン矯正の進め方と変化

 
インビザライン矯正は、複数のマウスピースを順番に装着することで、少しずつ歯を動かす治療法です。それぞれの役割を理解しておくと、治療への理解が深まるでしょう。ここでは、治療の進め方と歯の変化について解説します。
 

①1枚で動く距離は約0.25mm

1枚のマウスピースで歯が動くのは約0.25mmとされています。小さな変化の積み重ねによって歯並びを整えるため、歯や骨に急激な負担がかかりにくいのが特徴です。
 

②1〜2週間ごとに交換

一般的に、マウスピースは1〜2週間ごとに次のものへと交換します。これは歯や周囲の組織が一定の移動に順応するための期間でもあり、無理なく進めるためのペースとされています。
 

③マウスピースの装着時間がポイント

1日22時間以上の装着が基本で、これを守ることで予定通りに治療が進みやすくなります。装着時間が短いと、次のマウスピースが合わなくなることもあるため注意が必要です。
 

④適合が悪い場合は「リファインメント」へ

歯の動きが計画通りに進まない場合は、新たなマウスピースを作り直す「リファインメント」という追加の工程が行われることもあります。
 

➄痛みや違和感は徐々にやわらぐことが多い

最初の数枚では圧迫感や歯の浮くような感覚を感じることがありますが、時間の経過とともにやわらぐこともあります。装着中の違和感は自然な反応とされていますが、まったく感じない場合は、装着時間の見直しが必要になることもあります。
 
マウスピース1枚ごとの変化はわずかですが、積み重ねることで少しずつ整うことが期待できます。日々の装着管理と定期的な通院を大切にしましょう。
 
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3. インビザライン矯正の一般的な流れ

 
インビザライン矯正は、検査からマウスピースの作製、装着、定期チェック、そして治療終了後の保定まで、いくつかのステップに分かれています。以下に、それぞれの流れと治療を成功させるためのポイントを解説します。
 

①初診・カウンセリング

歯医者でカウンセリングを行い、歯並びや口腔内の状態を確認します。適応を判断するためにレントゲンや口腔内スキャンを行い、治療内容や期間の目安もここで説明されます。

 

②治療計画の立案とシミュレーション

取得したデータをもとに治療計画を作成します。歯の移動を段階的に示す3Dシミュレーションを確認しながら、最終的な歯並びや治療期間のイメージを把握します。不安な点はこの段階で相談しておくことが大切です。

 

③マウスピースの作製・装着

治療計画に沿ってマウスピースを作製し、装着方法や装着時間について指導を受けます。治療は1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら進みます。
 

④定期チェックと治療の修正

1〜2か月に一度の通院で歯の動きを確認します。進行が遅れている場合には「リファインメント」と呼ばれる再作製が行われることもあります。
 

⑤治療終了後の保定期間

歯並びが整った後は、後戻りを防ぐためにリテーナーを使用します。装着時間や期間は歯の状態により異なります。
 
インビザライン矯正は、患者さんの協力が結果に影響しやすい治療です。日々の装着管理と通院、歯科医師との連携を欠かさず行うことが大切です。
 
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4. 大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の歯並び・噛み合わせ矯正

大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院では、患者さん一人ひとりに合わせた歯並び・噛み合わせ矯正として、丁寧なカウンセリングと適切な治療計画が大切だと考えています。
子どもから大人まで、そして軽度から重度の症状まで、どのようなお悩みの方にも寄り添い最適な矯正治療をご提案出来るように努めています。

 

【大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の矯正治療】

 

■小児矯正

できるだけ歯を抜かずに、歯並びだけでなく、口腔機能を改善し、正常な発育を促す小児矯正・予防矯正を行っています。
実は子どもでも起こる可能性のある「睡眠時無呼吸症」も小児矯正・予防矯正で改善できる可能性があります。
 

■大人の矯正歯科

金属ワイヤーを使わずに行う、マウスピース矯正に対応しています。
マウスピース矯正ライトプラン・マウスピース矯正スタンダードプラン・マウスピース矯正エキスパートプランの3つのプランから、一人ひとりに合わせた最適なプランをご提案します。
従来のブラケット矯正(ワイヤー矯正)も取り扱っているため、症状の程度に合わせて歯科医師と相談することができます。
 

■部分矯正

矯正治療を検討しているものの費用や治療期間の問題でためらっている方へ、気になる部分だけを治療する部分矯正を行っています。
治療可能なケースは限られますが、はじめに丁寧な診察とカウンセリングを行い、費用面・治療期間面でバランスのとれた治療計画をご提案いたします。
 

 

まとめ

インビザライン矯正は、1枚目から歯が動き始めることもある治療法ですが、変化を実感できるタイミングは人それぞれです。マウスピースごとの装着管理や定期的な通院、歯科医師との連携を大切にしながら進めることで、確実に歯並びの改善へとつながっていくでしょう。「変化が見えない」と感じても、焦らず治療を継続することが大切です。

インビザライン矯正についてお悩みの方は、大阪府豊中市の歯医者、吉田歯科・矯正歯科 豊中本院までお問い合わせください。

 


監修:吉田歯科・矯正歯科 豊中本院

理事長:吉田 信介

経歴

平成13年 広島大学歯学部卒業
平成13年~19年 小室歯科難波診療所勤務
平成19年 吉田歯科開院

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