裏側矯正とインビザラインの違いとは?メリットとデメリットを解説 | スマイルデザイン吉田歯科

矯正歯科

2025.03.28

裏側矯正とインビザラインの違いとは?メリットとデメリットを解説

▼目次

「矯正治療をしたいけど、目立つのが気になる」と悩む方は多くいるのではないでしょうか。特に人前に立つことが多い接客業や営業職、学生さんにとっては、装置が見えることが心理的な負担となることがあります。そんな方におすすめなのが、目立ちにくい「裏側矯正」や「インビザライン(マウスピース矯正)」です。
今回は、この2つの矯正方法の違いや、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
 

1. 裏側矯正とインビザラインの違いを比較

「裏側矯正」と「インビザライン(マウスピース矯正)」はどちらも表側からは装置が見えにくいという特徴がありますが、以下のような違いがあります。
 

①装置の取り付け位置の違い

裏側矯正は、歯の裏側(舌側)にワイヤーとブラケットを取り付けて歯を動かします。一方、インビザラインは、透明なマウスピースを使って段階的に歯を動かしていきます。インビザラインは取り外しが可能なのに対し、裏側矯正は固定式のため外すことはできません。
 

②調整方法や通院回数

裏側矯正は固定装置なので、歯科医師が調整を行いながら治療を進めます。一方、インビザラインは、あらかじめ作製された複数のマウスピースを一定の期間ごとに交換しながら治療を進めていくため、比較的通院回数を抑えられる傾向があります。
 

③適応できる症例

裏側矯正は、ほとんどの症例に対応できるため、歯並びの乱れが大きい方でも治療可能なケースが多いです。対して、インビザラインは軽度〜中等度の歯並びの改善に向いており、難症例では対応が難しい場合もあります。
 

④会話や発音への影響

裏側矯正は装置が舌に近いため、装着初期には発音しづらいと感じる方が多い傾向にあります。一方で、インビザラインは薄くて舌に触れにくいため、発音への影響は比較的少ないとされています。
 

 
 

2. 裏側矯正とインビザラインそれぞれのメリット

どちらの矯正方法にもメリットがあり、ご自身のライフスタイルや希望に合わせて選ぶことが大切です。以下に、裏側矯正とインビザラインのメリットをそれぞれ解説します。
 

<裏側矯正のメリット>

①表から見えにくい

歯の裏側に装置があるため、真正面から見ても矯正していることに気づかれにくいのが最大の特徴です。
 

②幅広い症例に対応できる

従来の表側矯正と同様、歯の動かし方に制限が少なく、複雑な歯並びや噛み合わせの問題にも対応しやすいです。
 

③治療の予測がしやすい

ワイヤーを使った矯正は歯科医師が直接コントロールできるため、治療の予測がしやすく、細かな調整も可能です。
 

④食事や会話の際に外す必要がない

固定式のため、食事中に装置を外したり紛失する心配がありません。
 

<インビザラインのメリット>

①目立ちにくい透明素材

透明なマウスピースを使用するため、装着中でも気づかれにくいです。
 

②取り外しができる

食事や歯磨きの際に外せるため、口腔内を清潔に保ちやすく、むし歯や歯周病のリスク軽減につながります。
 

③通院回数が少なくて済む

治療計画に沿ってマウスピースを交換していくため、通院の頻度が少なく、忙しい方でも続けやすい矯正方法です。
 

④金属アレルギーの心配が少ない

金属を使用しないため、アレルギーが心配な方でも治療が可能です。

 
 

3. 裏側矯正とインビザラインそれぞれのデメリット

矯正方法を選ぶ際には、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが大切です。以下に、裏側矯正とインビザラインそれぞれのデメリットを解説します。
 

<裏側矯正のデメリット>

①発音や会話に影響しやすい

装置が舌に近いため、慣れるまでは「さ行」や「た行」などの発音がしづらくなることがあります。
 

②歯磨きが難しい

歯の裏側に装置があるため、歯磨きがしづらく、磨き残しがむし歯や歯周病の原因となることがあります。そのため、矯正中は特に丁寧な口腔ケアが求められます。
 

③装置による違和感が強い

舌に装置が当たりやすく、違和感や痛みが出やすい傾向があります。特に装着初期にはストレスを感じる方もいます。
 

④緊急対応が必要になるケースも

装置が取れたり変形したりした場合、すぐに歯科医院での処置が必要になることがあります。
 

<インビザラインのデメリット>

①装着時間を守らないと効果が出にくい

1日20時間以上の装着が基本とされており、それを守れないと治療の進行に影響が出る可能性があります。
 

②複雑な症例には向かない

歯並びの乱れが大きい方や、噛み合わせの問題が重度な場合には適応が難しいことがあります。
 

③紛失・破損のリスクがある

取り外しができる分、マウスピースを紛失したり、誤って破損してしまうケースも少なくありません。
 

④食後のケアが必須

食事のたびに取り外す必要があり、再装着前には必ず歯磨きが必要となるため、外食時などに不便を感じることがあります。
 
 

4. 大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の歯並び・噛み合わせ矯正

大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院では、患者さん一人ひとりに合わせた歯並び・噛み合わせ矯正として、丁寧なカウンセリングと適切な治療計画が大切だと考えています。
子どもから大人まで、そして軽度から重度の症状まで、どのようなお悩みの方にも寄り添い最適な矯正治療をご提案出来るように努めています。
 

【大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の矯正治療】

■小児矯正

できるだけ歯を抜かずに、歯並びだけでなく、口腔機能を改善し、正常な発育を促す小児矯正・予防矯正を行っています。
実は子どもでも起こる可能性のある「睡眠時無呼吸症」も小児矯正・予防矯正で改善できる可能性があります。
 

■大人の矯正歯科

金属ワイヤーを使わずに行う、マウスピース矯正に対応しています。
マウスピース矯正ライトプラン・マウスピース矯正スタンダードプラン・マウスピース矯正エキスパートプランの3つのプランから、一人ひとりに合わせた最適なプランをご提案します。
従来のブラケット矯正(ワイヤー矯正)も取り扱っているため、症状の程度に合わせて歯科医師と相談することができます。
 

■部分矯正

矯正治療を検討しているものの費用や治療期間の問題でためらっている方へ、気になる部分だけを治療する部分矯正を行っています。
治療可能なケースは限られますが、はじめに丁寧な診察とカウンセリングを行い、費用面・治療期間面でバランスのとれた治療計画をご提案いたします。

 
 

まとめ

目立ちにくい矯正治療として注目されている「裏側矯正」と「インビザライン」は、それぞれに違った特徴やメリット・デメリットがあります。治療の適応範囲や生活への影響、費用面などをよく理解し、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
 
豊中市、豊中駅周辺で裏側矯正やインビザラインに興味がある方は、吉田歯科・矯正歯科 豊中本院までご相談ください。

 


監修:吉田歯科・矯正歯科 豊中本院

理事長:吉田 信介

経歴

平成13年 広島大学歯学部卒業
平成13年~19年 小室歯科難波診療所勤務
平成19年 吉田歯科開院

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