歯が欠けたときの応急処置について | スマイルデザイン吉田歯科

治療

2024.09.10

歯が欠けたときの応急処置について

皆さん、こんにちは。豊中市のスマイルデザイン吉田歯科です。突然歯が欠けてしまったとき、多くの患者さんは驚きや不安でどうしたら良いのかわからなくなってしまうものです。歯の欠け方は様々で、少し欠けただけのケースから大きく欠けてしまうケースまでさまざまです。しかし、正しい応急処置を取ることで、その後の治療がよりスムーズに進むだけでなく、歯の回復や修復も大きく改善する可能性があります。今回は、歯が欠けたときの応急処置について、いくつかの重要なポイントをお伝えします。

 

  1. 欠けた歯を保存する

 

欠けた歯や歯の破片が見つかった場合、なるべく早く回収し、歯科医院に持ってきてください。歯がすっぽりと抜け落ちた場合は、正常な状態を保つために、牛乳や生理食塩水に浸して持参するのが最善ですが、歯の一部が欠けた程度であれば、清潔にした上でジップロックなどに保存しておきましょう。これにより、破片が適切に保存され、必要な場合には再接着や修復が可能になる場合があります。

 

  1. 欠けた部分は触らない

 

欠けた歯や残った部分を無理に触ろうとするのは避けましょう。無理に触れると、さらなる損傷や感染のリスクが高まる可能性があります。歯が欠けた場合、その部分には傷や細菌が侵入しやすい状態です。清潔に保つことが大切なので、患部に直接触れたり、異物を詰めたりしないようにしましょう。

 

  1. お口の中を清潔に保つ

 

歯が欠けたときは、お口の中をできるだけ清潔に保つよう心掛けましょう。ぬるま湯でお口を優しくすすぐことで、傷口に詰まった食べ物の残りや汚れを取り除くことができます。また、歯磨きも控えめに行い、患部を刺激しないように注意してください。

 

  1. できるだけ早く歯科を受診する

 

欠けた歯の治療は、早急に行うことが重要です。可能な限り早く歯科を受診し、診察と治療を受けましょう。治療の早期化は、損傷の進行を防ぎ、歯の機能を維持するために不可欠です。歯科医師は欠けた歯の状態を評価し、必要に応じて詰め物、クラウン、接着修復などの治療法を提案します。

 

 

 

▼欠けた歯を放置するとどうなる?

 

歯が欠けたまま放置すると、以下のリスクが生じる可能性があります。

 

  1. 感染リスクの増加

 

欠けた部分から歯の内部に細菌が侵入しやすくなります。その結果、虫歯や歯周病が進行し、歯の根元まで感染が広がる恐れがあります。最悪の場合、歯の保存が困難になり、抜歯が必要になるかもしれません。

 

  1. 噛み合わせの問題

 

欠けた部分により、噛み合わせが変化します。これが長期間続くと、顎関節に負担がかかり、顎関節症や顎の痛みを引き起こすこともあります。

 

  1. 歯の損傷拡大

 

小さな欠け方であっても、放置すれば損傷が広がることが考えられます。特に噛む力がかかる部分だと、亀裂が深くなり、歯の根元まで到達することもあります。

 

  1. 見た目の問題

 

前歯が欠けている場合、見た目への影響は大きいです。自信を失い、人前で話すのが億劫になったりするかもしれません。

 

歯が欠けた場合、速やかに歯科を受診し、適切な治療を受けることで、これらのリスクを軽減できます。お口の健康を保つためにも早めの受診をおすすめします。

 

▼まとめ

 

歯が欠けたときは驚きや不安を感じるかもしれませんが、正しい応急処置を取ることで、治療がよりスムーズに進む可能性が高まります。欠けた歯を保存し、欠けた部分を触らない、お口の中を清潔に保つ、そしてできるだけ早く歯科を受診することで、適切な治療が受けられるようにしましょう。

 

スマイルデザイン吉田歯科では、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療法を提供いたします。もし歯が欠けたときには、すぐにご相談ください。

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