子どものマウスピース矯正とは?小児矯正の効果や治療期間を解説 | スマイルデザイン吉田歯科

マウスピース矯正治療

2025.04.21

子どものマウスピース矯正とは?小児矯正の効果や治療期間を解説

▼目次

近年、目立ちにくく取り外しも可能なマウスピース矯正が、大人だけでなく子どもの矯正治療でも選ばれるようになってきました。特に顎や骨の成長期にある小児期は、歯並びや嚙み合わせに影響を与えやすい時期とされており、早期の矯正治療を検討する保護者の方も少なくありません。とはいえ、従来のワイヤー矯正との違いや、実際に効果があるのか、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、子どものマウスピース矯正の特徴や効果、治療にかかる期間について詳しく解説していきます。
 

1. 子どものマウスピース矯正

小児のマウスピース矯正とは、子どもの成長過程における顎や歯並びの問題を、透明なマウスピース型の装置を用いた矯正方法の一つです。ワイヤーを使用する固定式矯正とは異なり、見た目が目立ちにくく、取り外しができるのが特徴です。
 

①マウスピース矯正の仕組み

マウスピース矯正は、あらかじめ作成された装置を段階的に交換しながら、少しずつ歯の位置を整えていく方法です。装置は透明で取り外しが可能なため、歯磨きや食事の際にもケアがしやすいです。
 

②対象年齢

一般的には6〜12歳の混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざる時期)が適応とされます。この時期は顎の骨の成長が盛んなため、骨格のバランスを整えることも期待できます。
 

③ワイヤー矯正との違い

ワイヤー矯正は固定式の装置で歯を動かすのに対し、マウスピース矯正は取り外し可能で見た目にも配慮された方法です。子どものライフスタイルに応じて、選択肢の一つとして検討されることがあります。
 

④メリットと注意点

・取り外しができ、歯磨きがしやすいため、口腔内を清潔に保ちやすい設計です。
・成長過程に応じて柔軟に治療内容を調整できる場合もあります。
・一方で、装着時間の管理が重要なため、年齢や生活習慣によっては保護者のサポートが欠かせません。

子どもの性格や生活リズムも考えて、無理なく取り組める治療法を選ぶことが大切です。
 

 

2. 小児のマウスピース矯正は効果がある?

小児の矯正治療では、成長中の顎や歯の状態を踏まえた計画が必要です。開始する時期や子どもの成長段階に応じて、治療内容が調整されることもあります。
 

①成長期の顎にアプローチできる可能性

小児期は顎の骨が柔らかく成長しているため、歯だけでなく骨格の改善も同時に行える時期です。マウスピース矯正によって、噛み合わせや顎のバランスを整えることが期待できます。
 

②むし歯や歯肉への影響が少ない構造

マウスピースは取り外しが可能なため、歯磨きがしやすく、口腔内の衛生状態を保ちやすい点が特徴です。矯正治療中のむし歯リスクに配慮された構造です。
 

③見た目に配慮された装置

透明な装置なので目立ちにくい設計となっています。こうした見た目への配慮は、子どものストレスを少なくし、治療を続けやすくなることも期待されます。
 

④マウスピース矯正適応の判断は専門的な診断が必要

すべての子どもがマウスピース矯正に向いているわけではありません。顎の成長具合、歯の並び方、生活習慣などを総合的に診断した上で、適応かどうかを判断する必要があります。

⑤継続的な通院とサポートも不可欠

マウスピースは一定時間の装着が必要なため、保護者の管理・協力が必要です。家庭内での声かけや習慣づけが、スムーズに治療が進むかに関わってきます。
 
小児のマウスピース矯正は成長に合わせた矯正治療ですが、専門的な判断と保護者のサポートが大切です。
 

 

3. 小児のマウスピース矯正の治療期間とは?

子どもの矯正治療を検討する際、どのくらいの期間が必要かは多くの保護者が気になるポイントです。
 

①治療期間の目安

一般的に、6〜12歳の混合歯列期に始める矯正治療は、約1年半〜3年程度が目安とされています。治療期間は、顎の成長や歯の生え変わりのスピードにも左右されます。
 

②装着時間の管理が成果に影響

通常、マウスピースの装着時間は、1日22時間以上が推奨されています。夜間だけでなく、日中も装着する必要があるため、保護者の管理と声かけが重要です。装着時間が不十分だと、治療期間が延びる可能性があります。
 

③通院頻度と調整

通常、1〜2か月に一度のペースで通院し、歯の動きやマウスピースの適合を確認・調整します。この定期的なチェックが、スムーズな治療経過を維持するうえで大切です。
 

④成長による治療計画の見直し

子どもの顎の発育や永久歯の生え方により、途中で治療計画の修正が必要になることもあります。必要に応じてワイヤー矯正に切り替えなどが、検討される場合があります。
 

⑤親のサポートの重要性

マウスピース矯正は、子ども自身の意識も大切ですが、管理が難しい年齢では保護者のサポートが必要です。装置の管理、装着時間の確認、紛失予防など、日々の声かけや習慣化が治療成功のポイントのひとつです。
 
治療期間は固定されたものではありませんが、適切な管理とサポートがあれば、子どもの成長を活かした矯正が期待できます。
 

4. 大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の歯並び・噛み合わせ矯正

大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院では、患者さん一人ひとりに合わせた歯並び・噛み合わせ矯正として、丁寧なカウンセリングと適切な治療計画が大切だと考えています。
子どもから大人まで、そして軽度から重度の症状まで、どのようなお悩みの方にも寄り添い最適な矯正治療をご提案出来るように努めています。
 

【大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の矯正治療】

■小児矯正

できるだけ歯を抜かずに、歯並びだけでなく、口腔機能を改善し、正常な発育を促す小児矯正・予防矯正を行っています。
実は子どもでも起こる可能性のある「睡眠時無呼吸症」も小児矯正・予防矯正で改善できる可能性があります。
 

■大人の矯正歯科

金属ワイヤーを使わずに行う、マウスピース矯正に対応しています。
マウスピース矯正ライトプラン・マウスピース矯正スタンダードプラン・マウスピース矯正エキスパートプランの3つのプランから、一人ひとりに合わせた最適なプランをご提案します。
従来のブラケット矯正(ワイヤー矯正)も取り扱っているため、症状の程度に合わせて歯科医師と相談することができます。
 

■部分矯正

矯正治療を検討しているものの費用や治療期間の問題でためらっている方へ、気になる部分だけを治療する部分矯正を行っています。
治療可能なケースは限られますが、はじめに丁寧な診察とカウンセリングを行い、費用面・治療期間面でバランスのとれた治療計画をご提案いたします。
 

 

まとめ

子どものマウスピース矯正は、成長期の骨格や歯の動きを活かしながら、目立ちにくい装置で歯並びを整える治療法です。正しく装着し、継続的な通院と家庭でのサポートがあれば、効果が期待できます。治療期間は1年半〜3年が目安で、装着時間の管理が重要です。
 
豊中で子どものマウスピース矯正についてお悩みの方は、吉田歯科・矯正歯科 豊中本院までお問い合わせください。
 

 


監修:吉田歯科・矯正歯科 豊中本院

理事長:吉田 信介

経歴

平成13年 広島大学歯学部卒業
平成13年~19年 小室歯科難波診療所勤務
平成19年 吉田歯科開院

記事一覧