インプラントの寿命ってどれくらい?長持ちさせる秘訣を解説! | スマイルデザイン吉田歯科

インプラント

2025.04.22

インプラントの寿命ってどれくらい?長持ちさせる秘訣を解説!

インプラント治療は「半永久的」とされるほど寿命の長い治療方法ですが、適切なメンテナンスを怠るとトラブルが生じ、インプラントが脱落してしまうことがあります。インプラントの寿命は、治療の精度やその後のメンテナンスの質に大きく左右されます。高品質な治療を受けたとしても、アフターケアが不十分であれば、長期間にわたってインプラントを維持することは難しいでしょう。そこで今回は、インプラントの寿命と長持ちさせる秘訣について、豊中市のスマイルデザイン吉田歯科が解説します。

 

▼最初のインプラントは40年以上機能していた

 

現在、インプラントの素材として広く使用されているのはチタンです。このチタンと骨が結合する性質(オッセオインテグレーション)を発見し、1965年に初めてチタン製のインプラントを臨床応用したのがブローネマルク教授です。この時に埋め込まれたインプラントは、患者さまが亡くなるまでの40年以上にわたり、正常に機能し続けました。初期のインプラントと比べて、現在は素材や治療技術の進化、設備の向上により、さらに信頼性が高まっています。インプラントは長期的な臨床実績を持つ、確かな治療法であるといえるでしょう。

 

▼インプラントがダメになってしまう主な原因

 

インプラントは非常に長持ちする治療法ですが、さまざまな要因でダメになってしまう場合もあります。以下に挙げる主な原因は、治療を担当する歯科医師だけでなく、患者さまご自身の管理不足に起因することもあります。

 

◎細菌感染(インプラント周囲炎)

 

インプラントは、細菌感染により脱落のリスクが高まります。たとえ治療が成功したとしても、適切なメンテナンスが行われなければ、細菌に感染してインプラントが使えなくなってしまう可能性が高いのです。そのため、治療後も歯科医師の指示に従い、定期的なクリーニングなど適切なメンテナンスを続けることが不可欠です。

 

◎治療の技術が不十分

 

インプラントの寿命には、治療を行う歯科医師の技術も大きく影響します。正確で高い技術を持った歯科医師が行う治療であれば、インプラントの長期的な安定性が期待できます。そのため、インプラント治療を受ける際には、信頼のおける歯科医院・歯科医師を選ぶことが重要です。

 

▼インプラントを長持ちさせる秘訣

 

インプラントのメンテナンスは、患者さま自身のセルフケアとしての歯磨きが基本ですが、それだけでは十分とはいえません。歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアも併せて行う必要があります。歯科医院でのメンテナンスでは、歯石除去やインプラント周囲の清掃、噛み合わせのチェックなどが行われ、トラブルを未然に防ぐことができます。インプラントを長持ちさせるためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスが不可欠です。

 

▼インプラントの平均的な寿命

 

インプラントの寿命は、埋入部位や治療条件(例えば歯周病の有無など)により異なります。また、使用するインプラントメーカーによっても耐用年数に違いが出ることがあります。しかし、インプラントの累積残存率は10年で90%以上と高く、20年経過後でも70%程度の残存率が報告されています。これにより、インプラントは非常に長期間にわたって機能する可能性が高い治療法であることが分かります。

 

▼インプラントには保証があります

 

インプラント治療は費用が高額なため、長期的に使えるかどうかが心配な方もいるかもしれません。また、治療後に何らかのトラブルが発生する可能性もゼロではありません。しかし、多くの歯科医院ではインプラントに保証制度が設けられており、トラブルが生じた際には無料で再治療を受けられる場合があります。

 

◎保証には条件があります

 

インプラントの保証を受けるためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスを行うことが条件となることが一般的です。定期的にメンテナンスを受けることで、万一トラブルが発生した場合でも、無料で再治療を受けることが可能です。保証内容や保証期間は歯科医院によって異なるため、治療を受ける前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。

 

このように、インプラントの寿命は、治療後のケアやメンテナンスを徹底することで延ばすことが可能です。そんな長持ちするインプラントを希望される方は、ぜひ豊中市のスマイルデザイン吉田歯科までご相談ください。

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