インビザライン矯正でマウスピースの作り直しはどうして起こる?その理由と影響 | スマイルデザイン吉田歯科

マウスピース矯正治療

2025.04.28

インビザライン矯正でマウスピースの作り直しはどうして起こる?その理由と影響

▼目次

マウスピース矯正「インビザライン」は、目立ちにくく取り外しができるため多くの方に選ばれている治療法ですが、途中でマウスピースの「作り直し」が必要になることもあります。「せっかく進んでいたのにやり直し?」「費用はどうなるの?」と不安になる方も少なくありません。今回は、インビザライン治療中にマウスピースの作り直しが提案される理由や、その影響、費用負担について詳しく解説します。
 

1. インビザラインの作り直しが提案される主な理由

インビザラインでは、あらかじめ設定された歯の移動計画に基づいて、数十枚のマウスピースを順番に装着していきます。しかし、実際の治療がその通りに進まないケースもあり、途中で「作り直し」が必要になることがあります。以下に、インビザラインの作り直しが提案される主な理由を解説します。
 

➀歯の動きが予測どおりに進んでいない

矯正治療では、歯を支える骨の中で少しずつ歯を動かしていくため、とても繊細で慎重な調整が必要です。個人差によって予測どおりに歯が動かないことがあり、計画にズレが生じることもあります。この場合、計画を修正し、新しいマウスピースを作成する必要があります。
 

➁マウスピースの装着時間不足

1日20時間以上の装着が推奨されていますが、使用時間が不足していると、歯が十分に動かず、次のステップに進めなくなることがあります。その場合も、現在の歯並びに合わせた再作製が必要です。
 

➂マウスピースの破損や紛失

マウスピースが割れたり変形したりした場合、歯の動きに影響が出るため、新しいものを作り直す必要があります。
 

④噛み合わせや歯並びの最終調整

矯正治療が終盤に差し掛かると、細かな調整が必要になることがあります。予定よりも細かいズレがある場合は、新たなマウスピースを作成し、理想的な歯並びを目指すケースもあります。

⑤歯科医師の判断による計画変更

途中で精密検査を行った結果、より良い噛み合わせや仕上がりを目指して治療計画自体が見直されることもあります。
 
マウスピースの作り直しは、決して「失敗」ではなく、より良い結果を得るための調整の一環です。
 

 
 

2. インビザライン矯正でマウスピース作り直しによる治療への影響

マウスピースの作り直しが必要になると、治療スケジュールに影響が出ることもありますが、必ずしも大幅に遅れるとは限りません。以下に、インビザライン作り直しによる影響を解説します。
 

①治療期間が延びる可能性がある

再設計や新しいマウスピースの作成には通常2〜3週間程度かかります。また、歯の動きに再調整が必要な場合には、その分の治療期間が追加されることもあります。
 

➁一時的に治療がストップすることも

新しいマウスピースが届くまでの間は、現在使用中のものを装着し続ける必要があります。そうすることで、歯の位置を安定させ、余計なズレを防ぐことが期待できます。
 

➂最終結果の精度が向上する

作り直しによって、歯並びや噛み合わせの仕上がりがより理想に近づくため、結果として満足度が高まる傾向にあります。
 

➃定期的なチェックの重要性が増す

作り直しの提案は、多くの場合、定期検診の際に歯科医師が歯の動きの進行を見て判断します。そのため、通院を欠かさずに受けることが、スムーズな治療には欠かせません。
 
作り直しが提案された場合は、歯科医師の説明をしっかりと聞き、不安な点はその場で解消するようにしましょう。

 
 

3. インビザライン矯正のマウスピース作り直しで費用は追加される?

インビザラインのマウスピース作り直しが必要になったとき、「追加費用は発生するのか?」というのは多くの患者さんが気になるポイントです。実際の費用負担は、治療契約の内容や作り直しの理由によって異なります。以下に、インビザライン作り直しの費用について解説します。
 

①治療費に「作り直し」が含まれているケース

治療中のマウスピース作り直しについては、多くの歯医者で治療費にあらかじめ含まれているケースが多く見られます。これは、「再スキャン」や「再設計」の回数に上限を設けた上で、その範囲内であれば追加費用が発生しないという内容です。
 

➁上限を超える場合は別途費用がかかることも

作り直しの回数に制限がある場合、それを超えたタイミングで費用が発生することがあります。また、装着時間不足による作り直しなど、患者さん側の使用状況に問題があると判断された場合には、別途請求されることもあります。
 

➂紛失や破損による作り直しは自己負担が原則

マウスピースの紛失や誤った取り扱いによる破損が原因で作り直しが必要な場合は、保険適用外のため自費での負担になるのが一般的です。金額は1セットにつき数千円から一万円前後のケースが多いですが、歯医者によって異なります。
 

④契約前に確認しておくべき項目

治療開始前に、以下の項目を必ず確認しておくことが大切です。
・何回まで再スキャンや作り直しが無料か
・紛失や破損時の対応方法と費用
・治療期間の延長に伴う追加料金の有無
 

➄保証制度があるかどうか

一部の歯医者では、インビザラインの作り直しを含めた保証制度を設けている場合があります。これにより、予期せぬ費用負担を軽減できることもあります。
 
契約時に治療費の内訳や保証内容をしっかり把握しておくことで、治療途中の不安を和らげることができるでしょう。
 
 

4. 豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の歯並び・噛み合わせ矯正

大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院では、患者さん一人ひとりに合わせた歯並び・噛み合わせ矯正として、丁寧なカウンセリングと適切な治療計画が大切だと考えています。
子どもから大人まで、そして軽度から重度の症状まで、どのようなお悩みの方にも寄り添い最適な矯正治療をご提案出来るように努めています。
 

【大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の矯正治療】

■小児矯正

できるだけ歯を抜かずに、歯並びだけでなく、口腔機能を改善し、正常な発育を促す小児矯正・予防矯正を行っています。
実は子どもでも起こる可能性のある「睡眠時無呼吸症」も小児矯正・予防矯正で改善できる可能性があります。
 

■大人の矯正歯科

金属ワイヤーを使わずに行う、マウスピース矯正に対応しています。
マウスピース矯正ライトプラン・マウスピース矯正スタンダードプラン・マウスピース矯正エキスパートプランの3つのプランから、一人ひとりに合わせた最適なプランをご提案します。
従来のブラケット矯正(ワイヤー矯正)も取り扱っているため、症状の程度に合わせて歯科医師と相談することができます。
 

■部分矯正

矯正治療を検討しているものの費用や治療期間の問題でためらっている方へ、気になる部分だけを治療する部分矯正を行っています。
治療可能なケースは限られますが、はじめに丁寧な診察とカウンセリングを行い、費用面・治療期間面でバランスのとれた治療計画をご提案いたします。

 
 

まとめ

インビザライン治療中にマウスピースの作り直しが必要になることは珍しくなく、精密な治療を進めるために重要なステップです。費用や期間への影響が出る可能性もありますが、事前に契約内容を確認し、適切な対応を取ることで、不安の軽減につながるでしょう。
 
豊中市、豊中駅周辺でインビザライン矯正に興味がある方は、吉田歯科・矯正歯科 豊中本院までご相談ください。

 


監修:吉田歯科・矯正歯科 豊中本院

理事長:吉田 信介

経歴

平成13年 広島大学歯学部卒業
平成13年~19年 小室歯科難波診療所勤務
平成19年 吉田歯科開院

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