歯の被せ物はどれを選べばいい?種類別の特徴と選び方のポイントを解説 | スマイルデザイン吉田歯科

当院の治療

2025.08.19

歯の被せ物はどれを選べばいい?種類別の特徴と選び方のポイントを解説

歯の被せ物(クラウン)は、虫歯や歯の損傷などで欠損した部分を修復し、機能と見た目を回復するための治療です。被せ物には、金属、プラスチック、セラミックなど、さまざまな素材があります。それぞれの素材は、歯の欠損の程度や噛み合わせの状態、患者さまの希望、予算に応じて選ばれます。今回は、そんな歯の被せ物の種類別の特徴や選び方のポイントについて、豊中市のスマイルデザイン吉田歯科がわかりやすく解説をします。

 

 

▼歯の被せ物の種類

歯の被せ物には、次のような種類があります。

◎硬質レジンジャケット冠

硬質レジンジャケット冠は、プラスチック素材のレジンで作られています。自然な見た目で費用も比較的安いため、保険適用の範囲で広く使用されていますが、耐久性には限界があります。

【メリット】

・費用が安い
・金属アレルギーの心配がない

【デメリット】

・すり減りやすく変色もしやすい
・2次むし歯のリスクが高い
・壊れやすい

費用:約3,000~5,000円程度

◎銀歯(金銀パラジウム合金)

銀歯は金銀パラジウム合金などの金属で作られ、特に奥歯に適用されます。強度が高く、保険適用で費用を抑えられるのが特徴です。

【メリット】

・強度が高く、耐久性がある
・保険適用で費用が安い

【デメリット】

・金属色がむき出しで見た目が気になる
・金属アレルギーのリスクがある
・メタルタトゥーのリスクがある
・2次むし歯のリスクが高い

費用:約5,000~6,000円程度

◎オールセラミック

オールセラミックは、全てがセラミック素材で作られており、自然な見た目と透明感が特徴です。特に前歯の修復に適しており、審美性を求める方に最適です。

【メリット】

・金属アレルギーの心配がない
・自然な見た目で美しい仕上がり
・装置の寿命が長い
・経年的な摩耗や変色が起こりにくい

【デメリット】

・衝撃に弱く、奥歯には不向き
・費用が高額

費用:約80,000~200,000円

◎ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは、内部にジルコニアを使用し、外側にセラミックを施した被せ物です。強度が高く、見た目も自然で、金属アレルギーの心配もありません。

【メリット】

・高い強度と自然な見た目
・金属アレルギーのリスクがない
・装置の寿命が長い

【デメリット】

・費用が高額

費用:130,000–200,000円

▼歯の被せ物の選び方

被せ物を選ぶ際は、審美性、耐久性、金属アレルギーの有無、予算などを考慮することが重要です。

◎審美性

見た目にこだわる方には、オールセラミックやジルコニアセラミックがおすすめです。特に前歯の修復では、自然な色味と透明感があり、人工歯であることが気づかれにくい点が魅力です。

◎耐久性

長期間使用できることを重視する場合は、ジルコニアやゴールドがおすすめです。特に奥歯など噛む力が強い部分には、耐久性のある素材が適しています。

◎金属アレルギーのリスク

金属アレルギーの心配がある方は、金属を使用しないオールセラミックやジルコニアセラミックを選ぶと安心です。

◎予算

予算が限られている場合は、保険適用の銀歯や硬質レジンを選ぶとよいでしょう。ただし、耐久性や見た目の面で制約があるため、長期的な視点で検討することが大切です。

▼まとめ

今回は、歯の被せ物の種類やそれぞれの特徴、正しい選び方について解説しました。歯の被せ物は、素材によってそれぞれメリット・デメリットがあります。審美性、耐久性、金属アレルギーのリスク、予算などを考慮し、ご自身に最適なものを選ぶことが重要です。豊中市のスマイルデザイン吉田歯科では、患者さま一人ひとりに合った最適な治療法を提案しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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