インビザライン矯正で使用するアライナーやチューイーとは?使い方と注意点 | スマイルデザイン吉田歯科

マウスピース矯正治療

2025.08.18

インビザライン矯正で使用するアライナーやチューイーとは?使い方と注意点

▼目次

インビザライン矯正は、透明で目立ちにくく取り外しもできるマウスピース型の矯正装置です。使いやすそうに見える一方で、矯正治療中に使用する「アライナー」「チューイー」など、専用の道具に戸惑う方も少なくありません。聞きなれない名前であるため、「どう使うの?」「本当に必要なの?」と疑問を持たれることも多いようです。
実は、このアライナーとチューイーは矯正治療をスムーズに進めるために欠かせない大切なアイテムです。正しい使い方や注意点を知ることで、より効果的に治療を進めることができます。
今回は、アライナーとチューイーの役割や具体的な使い方、正しく使用しなかった場合の影響について整理して解説していきます。

 

1. インビザライン矯正でのアライナーの使い方

アライナーとは、インビザライン矯正で使われる透明なマウスピースのことで、歯並びを少しずつ整えていくために使用します。基本的な使い方を守ることが、治療効果を引き出すポイントです。

①毎日22時間以上の装着が必要

インビザラインのアライナーは、基本的に1日22時間以上の装着が推奨されています。外してよいのは、食事や歯みがきの時だけで、それ以外の時間は常に装着しておく必要があります。

②1〜2週間ごとに新しいアライナーへ交換

アライナーは一定期間ごとに新しいものに交換します。通常は1〜2週間ごとのペースで、段階的に歯を動かしていきます。交換のタイミングを守ることが、計画通りの歯の移動につながります。

③外すときは両端からゆっくりと

アライナーを外すときは、無理に力を入れず、両端からゆっくりと浮かせるように取り外します。特定の場所に負荷をかけると、アライナーが変形したり破損する可能性があります。

④清潔に保つことが大切

アライナーは常に口の中に入れるため、清潔を保つことが重要です。ぬるま湯と歯ブラシで優しく洗うほか、専用の洗浄剤を使って定期的に清掃することをおすすめします。

⑤保管時は専用ケースに入れる

食事中や歯磨き中に外したアライナーは、必ず専用のケースに入れて保管しましょう。ティッシュなどに包んで置くと、誤って捨ててしまうこともあるので注意が必要です。

しっかり装着し、丁寧に扱うことで、アライナーの効果を発揮させることができるでしょう。
 
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2. インビザライン矯正でのチューイーの使い方

チューイーは、アライナーが歯にしっかりと密着するように補助するための、柔らかいシリコン製の小さな筒状の道具です。例えるなら、ストレスボールのような弾力があり、噛むことでマウスピースを歯にフィットさせる役割があります。正しく使うことで、歯の移動を促進しやすくなると考えられています。

①アライナー交換直後に使用する

新しいアライナーに交換した際は、歯とアライナーの間にすき間ができることがあります。そのままにすると歯を動かす力が伝わりにくくなるため、交換直後の使用が特に重要です。

②1回5〜10分を目安に噛む

チューイーは、食後などアライナーを装着する際に使用し、1回あたり5〜10分程度が推奨されています。前歯・奥歯・左右の奥歯など、位置を変えながら全体的に使用するのが効果的です。

③ゆっくりと噛みしめるように使う

強く噛むのではなく、時間をかけてゆっくりと噛みしめることで、アライナーが徐々に歯にフィットしていくよう設計されています。

④就寝前に使うと効果的とされる

寝る前にチューイーを使用することで、就寝中のアライナーのフィット感を高めることができるとされています。

⑤衛生面にも配慮して管理する

チューイーは繰り返し使用できますが、汚れたり劣化した場合は新しいものに交換しましょう。使用後は洗浄し、清潔な状態で保管することが大切です。

日々の中でチューイーを継続的に使用することで、アライナーの効果を引き出しやすくなるとされています。無理なく習慣化することが、矯正治療を計画的に進めるためのポイントの一つといえるでしょう。

 
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3. チューイーやアライナーを正しく使わないとどうなる?

アライナーやチューイーを適切に使わない場合、治療の進行や仕上がりに影響が出る可能性があります。具体的に考えられるリスクは以下の通りです。

①歯が計画通りに動かない可能性がある

装着時間が短かったり、フィットが不十分な状態が続くと、アライナーが本来発揮する矯正力が歯に伝わりにくくなります。

②アライナーが浮いたままになる場合がある

チューイーを使用しないと、アライナーと歯の間にすき間ができることがあり、装着状態が不安定になるおそれがあります。

③アライナーが変形・破損するリスクがある

取り外しや清掃を雑に行うと、アライナーが変形・破損する可能性があります。変形したアライナーは矯正力に影響することがあります。

④次のアライナーが入らないことがある

歯の移動が計画通りに進まないと、次に使うアライナーが合わなくなることがあります。その結果、治療のスケジュールを見直したり、追加の対応が必要になることもあります。

⑤仕上がりに影響が出ることがある

全体の歯並びが計画とずれることで、見た目や噛み合わせにズレが生じる場合があります。

チューイーを日常的に使うことで、アライナーがしっかりフィットしやすくなります。こうした習慣の積み重ねが、矯正治療を順調に進めるための大切なポイントになります。
 
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4. 大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の歯並び・噛み合わせ矯正

大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院では、患者さん一人ひとりに合わせた歯並び・噛み合わせ矯正として、丁寧なカウンセリングと適切な治療計画が大切だと考えています。
子どもから大人まで、そして軽度から重度の症状まで、どのようなお悩みの方にも寄り添い最適な矯正治療をご提案出来るように努めています。

【大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の矯正治療】

 

■小児矯正

できるだけ歯を抜かずに、歯並びだけでなく、口腔機能を改善し、正常な発育を促す小児矯正・予防矯正を行っています。
実は子どもでも起こる可能性のある「睡眠時無呼吸症」も小児矯正・予防矯正で改善できる可能性があります。

■大人の矯正歯科

金属ワイヤーを使わずに行う、マウスピース矯正に対応しています。
マウスピース矯正ライトプラン・マウスピース矯正スタンダードプラン・マウスピース矯正エキスパートプランの3つのプランから、一人ひとりに合わせた最適なプランをご提案します。
従来のブラケット矯正(ワイヤー矯正)も取り扱っているため、症状の程度に合わせて歯科医師と相談することができます。

■部分矯正

矯正治療を検討しているものの費用や治療期間の問題でためらっている方へ、気になる部分だけを治療する部分矯正を行っています。
治療可能なケースは限られますが、はじめに丁寧な診察とカウンセリングを行い、費用面・治療期間面でバランスのとれた治療計画をご提案いたします。

 

まとめ

インビザライン矯正では、アライナーやチューイーの使い方が治療結果に関わる大切なポイントです。装着時間の管理やチューイーによる密着の確認を怠ると、歯の動きに影響が出ることがあります。また、破損や装着ミスを防ぐためにも、丁寧な取り扱いが求められます。こうした正しい使用を継続できるよう工夫することが、スムーズな治療につながるでしょう。
大阪府豊中市周辺でインビザライン矯正をご検討中の方は、吉田歯科・矯正歯科 豊中本院までお気軽にご相談ください。

 


監修:吉田歯科・矯正歯科 豊中本院

理事長:吉田 信介

経歴

平成13年 広島大学歯学部卒業
平成13年~19年 小室歯科難波診療所勤務
平成19年 吉田歯科開院

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