夜間にマウスピースをつけることによる効果 | スマイルデザイン吉田歯科

2024.11.15

夜間にマウスピースをつけることによる効果

皆さん、こんにちは。豊中市のスマイルデザイン吉田歯科です。今日は、多くの患者さんが関心を持つかもしれない、夜間にマウスピースを使用することの重要性とその効果について詳しくお話しします。

 

▼夜間にマウスピースを使用する理由

 

Close-up individual tooth tray, Orthodontic dental theme. Invisible braces

 

夜間にマウスピースを使用する最も一般的な理由は、歯ぎしりや噛みしめといった問題への対策です。歯ぎしりは多くの方に見られる症状であり、放っておくと歯の磨耗や破損、顎関節の問題などさまざまな口腔内トラブルを引き起こす可能性があります。こうした問題を未然に防ぐために、ナイトガードとも呼ばれるマウスピースの装着が推奨されています。

 

  1. 歯のすり減りの防止

 

夜間に無意識のうちに歯を強くこすり合わせることは、歯のエナメル質を削り、歯を弱くしてしまいます。マウスピースはこの歯ぎしりによる直接的な摩擦を避け、歯の表面を保護します。

 

  1. 歯ぎしりによる圧力の分散

 

マウスピースは、歯ぎしりや噛みしめの際にかかる圧力を均一に分散させる役割を果たします。これにより、特定の歯に過度なストレスが集中するのを防ぎ、歯の損傷リスクを低減します。

 

 

  1. 顎関節への負担の軽減

 

歯ぎしりは顎関節にも大きな負担をかけます。この負担が長期間にわたって続くと、顎関節症の原因となり得ます。マウスピースはこの負担を軽減し、顎の健康を守る手助けとなります。

 

▼歯ぎしりを放置するとどうなる?

 

歯ぎしりを放置すると、歯のエナメル質が削れ、割れや欠けの原因になります。また、歯の根が露出し、痛みや敏感さを感じやすくなることがあります。さらに、顎関節に過剰な負担がかかり、顎関節症や頭痛、首や肩の痛みにつながることも。これらの問題は、早期に対処することで防げるため、歯ぎしりが疑われる場合は歯医者に相談することが重要です。

 

▼矯正用のマウスピースとの違いは?

 

夜間に使用されるマウスピースには、ナイトガードと矯正用マウスピースという二つの主なタイプがありますが、これらは目的と機能において異なります。それぞれの違いを明確に理解することで、自身のニーズに最適な選択をする手助けとなるでしょう。

 

◎ナイトガード

 

ナイトガードは主に歯ぎしりや噛みしめから歯を保護するために使用されます。これにより、歯のエナメル質が摩耗するのを防ぎ、また顎関節への過度なストレスを軽減します。ナイトガードは通常、柔軟または半硬質の素材で作られており、快適な装着感と効果的な保護を提供するよう設計されています。使用者の口腔の形状に合わせてカスタムメイドされることが多く、夜間の間、歯と歯が直接接触するのを防ぎます。

 

◎矯正用マウスピース

 

一方、矯正用マウスピースは、歯の矯正治療を補助するために使用されます。このタイプのマウスピースは、歯を徐々に動かして理想的な位置に導くことを目的としています。材質は通常、透明で硬質のプラスチックを使用し、装着することで歯に軽度の圧力をかけて位置を調整します。矯正用マウスピースは、特に審美的な観点から好まれることが多く、金属のブラケットとワイヤーを使用した従来の矯正器具に代わる選択肢として人気です。

 

◎用途による選択

 

これらのマウスピースは用途によって大きく異なり、適切なタイプを選ぶことが非常に重要です。ナイトガードは保護と機能改善に重点を置き、矯正用マウスピースは歯の位置の矯正と美しい笑顔の実現に貢献します。どちらのタイプも、正確な診断と専門的なアドバイスに基づいて選ばれるべきです。

 

▼まとめ

 

夜間のマウスピースの使用は、歯や顎の健康を維持する上で非常に効果的な方法です。歯ぎしりや噛みしめが原因で起こる可能性のあるさまざまな口腔問題から自分自身を守るためにも、適切なマウスピースの使用を検討することをお勧めします。もしマウスピースの装着を考えている方がいれば、ぜひ当院までご相談ください。豊中市の歯医者、スマイルデザイン吉田歯科として、皆さんの口腔健康をサポートさせていただきます。

記事一覧