大人のマウスピース矯正は何歳から何歳まで?治療できる年齢と注意点 | スマイルデザイン吉田歯科

マウスピース矯正治療

2025.05.14

大人のマウスピース矯正は何歳から何歳まで?治療できる年齢と注意点

▼目次

「矯正治療は子どものうちに始めるもの」と考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、歯並びや噛み合わせの悩みは大人になってから気づくことも少なくありません。中でも「目立ちにくい」とされるマウスピース矯正は、仕事や日常生活への影響を気にする大人から注目される矯正治療です。ただ、「この年齢で始められるのか?」と不安を感じる方も多いようです。
今回は、大人のマウスピース矯正ができる年齢の目安や治療開始のポイントについて解説します。
 

1. 大人のマウスピース矯正はいつから始められる?

大人のマウスピース矯正は、基本的に「永久歯がすべて生えそろっていればいつでも始められる治療法」です。子どものように成長途中の骨を利用して行う矯正とは異なり、大人は顎の成長が止まっている状態での治療になります。そのため、開始時期は個人のライフステージに合わせて柔軟に選べるのが特徴です。

矯正治療を始めるタイミングとして多いのは以下のような場面です。
 

就職や転職を機に

口元の印象を良くしたい、営業や接客など人と接する機会が増えるなどの理由で矯正を検討される方が多くいます。
 

②結婚・出産・子育てがひと段落して

自分の時間ができたことをきっかけに、以前から気になっていた歯並びの治療を始めるケースも増えています。
 

③歯や歯ぐきの健康維持のために

年齢とともに歯ぐきの状態が変化し、噛み合わせのずれやむし歯・歯周病の予防として矯正治療を選ばれる方もいます。
 
また、「始めるのが遅すぎるのでは?」という心配もありますが、実際には30代・40代はもちろん、50代以上で治療を開始する方も珍しくありません。大切なのは年齢そのものよりも、「歯と歯ぐきが健康であるかどうか」です。

無理なく生活に取り入れられるタイミングで、マウスピース矯正を検討することが、長続きする治療のポイントとなります。
 

 
 

2. マウスピース矯正ができる年齢の目安

マウスピース矯正は「〇歳まで」という年齢の制限は設けられていません。実際に、30代~50代の患者さんも治療を受けており、60代で始める方も珍しくはありません。年齢よりも重要なのは、口腔内の状態です。
 

①永久歯がすべて生えそろっていること

マウスピース矯正は、基本的に永久歯が生えそろったタイミングから始められます。永久歯は通常12歳前後ですべてそろいますが、大人であればこの条件をクリアしていることがほとんどです。
 

②歯と歯ぐきが健康であること

年齢を重ねると歯周病リスクが高まります。歯ぐきに炎症や出血、歯のぐらつきがある場合は、まず歯周病の治療が必要です。歯ぐきが健康であれば、50代以降でも問題なく治療を進めることができる可能性があります。
 

③顎の骨に十分な支持があること

マウスピース矯正では、歯を動かすために顎の骨のサポートが必要です。骨が著しく痩せている場合は矯正に制限が出る可能性がありますが、通常の健康状態であれば問題ありません。
 

④全身の健康状態が安定していること

重度の糖尿病や骨粗しょう症などの持病がある場合は、治療の進行や予後に影響することがあるため、医師との連携が必要です。
 

⑤治療期間を理解し、継続できる意思があること

マウスピース矯正は数か月~2年程度の期間が必要です。治療を途中で中断してしまうと、思うような効果が得られないこともあるため、継続して取り組む姿勢が求められます。

年齢はあくまで参考に過ぎず、重要なのは個々の口腔状態と生活習慣です。気になる方は、まず歯科医師に相談し、自分の状態に適した治療方法かどうかを確認してみましょう。

 
 

3. 大人のマウスピース矯正の注意点

大人のマウスピース矯正には、年齢特有のリスクや気をつけるべき点があります。矯正治療を進めるために、以下のような注意が必要です。
 

①歯周病やむし歯の事前チェックが重要

歯周病やむし歯がある場合は、矯正前に治療を済ませておく必要があります。歯ぐきが弱ったまま歯を動かすと、歯がぐらついたり抜けるリスクがあります。
 

②装着時間や衛生管理など自己管理が必要

マウスピースは毎日22時間以上の装着が基本です。サボってしまうと治療効果が下がり、期間も延びてしまいます。また、装着前には歯みがきをするなど、清潔な状態を保つことが大切です。
 

③喫煙や飲食習慣に注意が必要

飲み物の色素やタバコの影響でマウスピースが変色・変形することがあります。飲食のたびに外す必要があるため、外出時や仕事中の取り扱いに注意が求められます。
 

④歯の動きがゆるやかになる傾向がある

年齢とともに歯や骨の柔軟性が低下するため、子どもよりも治療期間が長くなる可能性があります。時間に余裕を持った計画が必要です。

これらを踏まえて、歯科医師と治療内容をしっかり相談し、無理のない矯正計画を立てることが成功のカギとなるでしょう。
 
 

4. 豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の歯並び・噛み合わせ矯正

大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院では、患者さん一人ひとりに合わせた歯並び・噛み合わせ矯正として、丁寧なカウンセリングと適切な治療計画が大切だと考えています。
子どもから大人まで、そして軽度から重度の症状まで、どのようなお悩みの方にも寄り添い最適な矯正治療をご提案出来るように努めています。
 

【大阪府豊中市の歯医者 吉田歯科・矯正歯科 豊中本院の矯正治療】

■小児矯正

できるだけ歯を抜かずに、歯並びだけでなく、口腔機能を改善し、正常な発育を促す小児矯正・予防矯正を行っています。
実は子どもでも起こる可能性のある「睡眠時無呼吸症」も小児矯正・予防矯正で改善できる可能性があります。
 

■大人の矯正歯科

金属ワイヤーを使わずに行う、マウスピース矯正に対応しています。
マウスピース矯正ライトプラン・マウスピース矯正スタンダードプラン・マウスピース矯正エキスパートプランの3つのプランから、一人ひとりに合わせた最適なプランをご提案します。
従来のブラケット矯正(ワイヤー矯正)も取り扱っているため、症状の程度に合わせて歯科医師と相談することができます。
 

■部分矯正

矯正治療を検討しているものの費用や治療期間の問題でためらっている方へ、気になる部分だけを治療する部分矯正を行っています。
治療可能なケースは限られますが、はじめに丁寧な診察とカウンセリングを行い、費用面・治療期間面でバランスのとれた治療計画をご提案いたします。

 
 

まとめ

大人になってからでも、マウスピース矯正は十分に可能です。治療に年齢制限はなく、口腔内が健康であれば、何歳からでも治療を始めることができます。ただし、自己管理が必要である点や症例によっては適さない場合があるため、信頼できる歯科医院での相談が重要です。マウスピース矯正は見た目に配慮しながら歯並びを整えたい方に適した方法です。歯の健康を守りながら、理想の口元を目指す一歩として、まずは矯正相談を受けてみることをおすすめします。
 
豊中市、豊中駅周辺でマウスピース矯正についてお悩みの方は、吉田歯科・矯正歯科 豊中本院までお問い合わせください。
 

 


監修:吉田歯科・矯正歯科 豊中本院

理事長:吉田 信介

経歴

平成13年 広島大学歯学部卒業
平成13年~19年 小室歯科難波診療所勤務
平成19年 吉田歯科開院

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